【ニュース】 国土技術政策総合研究所、「都市・まちづくりと連携し基幹的交通軸を成す 魅力あるバス輸送システムの計画ガイドライン」を刊行 茨城県つくば市

2025.07.01
国土交通省 国土技術政策総合研究所(茨城県つくば市、福田敬大所長)は2025年6月30日、「都市・まちづくりと連携し基幹的交通軸を成す魅力あるバス輸送システムの計画ガイドライン」を刊行した。

同ガイドラインは、都市部のバス輸送システム(BRT等)の計画手法に関する6年間(2019~2024年度)の調査・研究の成果をふまえ、地方公共団体の実務担当者等に向けたもの。
都市・まちづくりと連携することで、バス輸送システムの導入効果を一層発揮するための計画の進め方や工夫、留意点等を、国内外
62都市(国内39都市、海外10カ国23都市)の先進事例を交え紹介している。

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BRT等のバス輸送システムは、基幹的交通軸を形成する公共交通のひとつ。
LRTや地下鉄等と比較し、初期投資が抑えられる、計画から運行開始まで短期間で施策が実現できる、路線再編や延伸・変更が柔軟に行える等の特長がある。

また、BRT等のバス輸送システムは、路面を走行することから、移ろいゆく景色を楽しめ、まちのシンボルとして街路空間の魅力を向上させることが可能。
人中心のウォーカブルな歩行者空間づくりやパーソナルモビリティへの乗り換え、沿道土地利用、都市機能や居住の集約・誘導とも親和性が高く、目的地となる活動先へのアクセシビリティを提供、一体的に賑わいを創出するなど、まちづくりの取り組みと相乗効果を発揮するとしている。