【ニュース】 JR西日本、「駅弁」の調査研究事業が文化庁「食文化ストーリー」創出・発信モデル事業に採択 大阪府大阪市

2025.05.16
西日本旅客鉄道株式会社(大阪市北区、長谷川一明社長)は、同社が応募していた調査研究事業(~郷土料理を伝承する日本固有の食文化~「駅弁」の調査研究・価値再構築事業)が、文化庁が実施する令和7年度文化芸術振興費補助金「食文化ストーリー」創出・発信モデル事業に採択されたと発表した。

同事業は、昨年度採択された広島駅弁当株式会社(広島市東区、中島和雄代表)の取り組みを継承し、JR各社との連携のもとで全国的な調査研究へと発展させ、食文化としての「駅弁」の価値を再構築するもの。
同事業を通じ、鉄道とともに歩んできた「駅弁」の価値を再構築、国の登録無形文化財への登録を目指すとともに、鉄道文化活動の普及・振興に取り組むとしている。

調査研究事業(~郷土料理を伝承する日本固有の食文化~「駅弁」の調査研究・価値再構築事業)の対象期間は2025年5月~2026年3月。
調査テーマは、駅弁の郷土料理伝承に果たす役割(北海道・宮城県・神奈川県・愛知県・富山県・福岡県)、駅弁固有の「わざ」の明確化など。
文献及びフィールドワーク等に基づく調査、有識者検討会を実施する予定。
調査研究の成果は、報告書に取りまとめ同社ホームページ等で公開するとともに、京都鉄道博物館で開催するシンポジウムでも報告するとしている。