【ニュース】 相鉄ホールディングスとエコデシック、相鉄線沿線で都市型地産地消植物工場の実証事業を開始 神奈川県横浜市

2025.04.24
相鉄グループの相鉄ホールディングス株式会社(横浜市西区、滝澤秀之社長)と株式会社エコデシック(千葉県柏市、後藤秀樹代表)は2025年4月23日、相鉄線沿線で都市型地産地消植物工場の実証事業を開始した。
相鉄グループが植物工場の実証事業を行うのは、今回が初めて。

今回の同実証事業は、相鉄ホールディングスが相鉄アクセラレータープログラムを通じ、エコデシックと検討を進めてきたもの。
持続可能な社会の実現と地産地消の促進などを目指し、相鉄線沿線で多品種少量の野菜を生産・販売する都市型地産地消植物工場の事業化に向けた取り組みの一環として実施する。

実証期間中は、相鉄グループが所有する未活用の施設や土地を活用し、小型植物工場を開設、リーフレタス類やバジルをはじめとするハーブ類など様々な野菜を生産。
スーパーマーケット「そうてつローゼン」などで販売する。
近隣地域での地産地消を促進し、必要な量だけ野菜を生産することで、フードロス削減にも貢献するという。

また、物流分野の人手不足や環境負荷といった社会課題の解決に向け、相鉄線を活用した貨客混載輸送による駅基点の野菜流通モデルも構築。
混雑の少ない時間帯に列車内スペースを利用した短距離野菜輸送を行うことで、輸送費の削減や野菜の鮮度向上を図るとともに、省エネルギー化とCO2の排出抑制を実現、より環境負荷の少ない物流インフラの確立を目指すとしている。

実証事業の実施期間は2025年4月23日より3年を予定。
植物工場「相鉄グリーンラボ(SOTETSU GREEN LAB)」の所在地は横浜市泉区緑園3丁目2番地3。
販売する店舗例はスーパーマーケット「そうてつローゼン」など。
相鉄いずみ野線「緑園都市」駅から各販売店舗最寄り駅まで貨客混載で野菜を輸送予定。