【ニュース】 T&D、伝統産業の後継者不足の解消と障害者の働く場所の提供を目的とした就労継続支援B型事業所をオープン 福島県白河市

2025.04.09
株式会社T&D(福島県白河市、渡邊高章代表)は2025年4月8日、伝統産業の後継者不足の解消と障害者の働く場所の提供を目的とした就労継続支援B型事業所「ユニクラ」(福島県白河市)をオープンした。

就労継続支援B型とは、障害のある人が一般企業への就職が困難な場合に、雇用契約を結ばず、軽作業などの就労訓練を行う福祉サービス。
障害や体調に合わせ、自分のペースで働くことができるとしている。

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同社によると、障害者の就労支援施設は、軽作業や内職作業などの簡単な作業がやりがいにつながりにくく、工賃も低いという課題を抱えているという。
一方、市場の縮小に伴い、後継者不足や廃業が進む伝統産業でも、技術や文化が途絶えるという課題を抱えている。

今回オープンした同事業所は、身体障害や知的障害、発達障害を含む精神障害、また難病を抱えている人を対象としたもの。
福島県の伝統工芸品「白河だるま」や「赤べこ」などの民芸品の加工・生産を行う。
地域で開催される白河だるま市や、商品の国外輸出などを通じ、「達成感」「挑戦心」を培い、自信を持って生きることができる社会を目指すとしている。

「ユニクラ」の所在地は福島県白河市中町52。