【ニュース】 東急、都市型のアパートメントホテル事業「The Apartment Hotel by stylio」を開始、長期滞在需要に対応 東京都渋谷区

2025.03.28
東急株式会社(東京都渋谷区、堀江正博社長)は2025年3月27日、長期滞在の需要増加に対応する都市型のアパートメントホテル事業「The Apartment Hotel by stylio(ザ・アパートメントホテル・バイ・スタイリオ)」を開始した。

同事業は、長期滞在者向けの「家具付きマンスリー賃貸」と、旅行者向けの「宿泊」の2つを組み合わせた運用を行う事業。
マンスリー賃貸と宿泊の2つの用途で利用者に貸し出す事業形態となり、同社として初の取り組みとなる。

同社が取得した賃貸住宅物件にリノベーションや建て替えを行い、宿泊機能を付与することで、収益性を高め不動産価値の向上を実現。
住居とホテルの中間のような空間を目指し、内装設計は北欧スタイルの落ち着いたインテリアが特徴のデザインユニットmokが手掛けるという。

また、長期滞在にも適応するようキッチンやランドリー、家電備品など機能面も充実させる。
マンスリー賃貸ではオンライン賃貸借契約、宿泊ではスマートチェックインなどソフトウェアを活用し、テクノロジーの観点からも滞在体験の価値向上を目指す。

今後、渋谷、代官山、代々木、恵比寿で4棟・41室を順次オープンし、以降、東京都心エリアを中心に東急線沿線や地方エリアなど年間100〜200室の供給を目指すとしている。

さらに、世界最大級の宿泊プラットフォーム・Air bnb(米国カリフォルニア州サンフランシスコ)の日本法人と、ポストコロナ時代の多様な暮らし・旅の提案や空き家問題などへの取り組みを目的に、包括連携協定を締結。
同事業での利用実態調査を行い、多様化するライフスタイル・観光や、遊休不動産の活用などのテーマを共同で検証、国内外への情報発信も今後積極的に行うという。