【ニュース】 海陽町と慶應義塾大学、過疎地域の持続可能な未来の創造を目的に包括協定を締結、メディア・教育とコミュニケーションデザイン分野で協力 徳島県海陽町
2025.02.13
徳島県海陽町(三浦茂貴町長)と慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科(横浜市港北区、稲蔭正彦研究科委員長)は2025年2月11日、メディア・教育とコミュニケーションデザインの分野で協力し、過疎地域の持続可能な未来の創造を目的とする包括協定を締結した。
同協定は、過疎地域が抱える少子高齢化やコミュニティの希薄化といった課題に対し、同町と同大学双方の資源や技術を活用、地域の活性化と地域課題の解決を図り、同町の地方創生を目指すもの。
両者は今後、「小規模学校の強みを生かした新しい教育の実現」と「過疎地域における住民間交流の促進」に取り組み、さらに関係人口の増加を視野に入れ、長期的な事業展開に取り組むという。
同町は、過疎地域の持続的発展の支援に関する特別措置法第2条の規定に基づき、町全域が過疎地域に指定されており、それを受け、2021年9月に「海陽町過疎地域持続的発展計画」を策定。
同計画の柱の一つとなっている「教育の振興」や「移住・定住・地域間交流の促進、人材育成」では、小規模学校の強みを生かした教育環境づくりや、住民間交流の促進、関係人口の増加を目指した対策が盛り込まれている。
一方、同大学同研究科のリアルプロジェクトでは、専任教員が指揮を取り、先端技術や社会の動向を見据えながら、イノベーションを創造する活動などを展開してきたという。