【ニュース】 アットホームラボ、「間取り図内方位記号による方角判定」プログラムに関する特許を取得 東京都千代田区

2024.12.16
不動産情報サービスのアットホーム株式会社(東京都大田区、鶴森康史社長)のグループ会社でデータ解析事業を手掛けるアットホームラボ株式会社(東京都千代田区、大武義隆社長)はこのほど、間取り図画像からAIで方位記号の図形的特徴を解析し、方角判定した情報を出力する「間取り図内方位記号による方角判定」プログラムに関する特許を取得したと発表した。

同プログラムでは、間取り図の方角が判定できることで、ベランダの向き、採光面、風水など様々な情報を可視化することが可能。
また、特許取得済の「間取り図特徴抽出AIモデル」では、バルコニーや窓などの位置関係を判定できるため、同プログラムより出力される方角情報を合わせることで、「南側にバルコニーがある」などの物件の特徴をより可視化することができ、物件アピールの幅を広げることができるという。

不動産会社が物件情報を他の不動産会社や消費者へ公開する際、物件情報をシステムに登録する必要があるが、物件情報は多数の入力項目があり、登録する人の知識やスキルによって誤入力や入力漏れが生じていたという。
同プログラムを利用することで、間取り図画像から物件の特徴を簡単に抽出できるようになり、入力者の知識やスキルに依存することなく、物件の魅力を引き出すことが可能になるとしている。

同社は今後、「物件情報登録時の間取図特徴の自動付与」や「物件情報の不適切登録の検知」など不動産関連業務の効率化のため、同プログラムを様々な部分に応用していくという。