【ニュース】 JR西日本と江津市、「移動手段の確保」と「地域の活性化」に向け、「オンデマンド交通・MaaS実証事業」を12月2日より実施 島根県江津市
2024.11.21
西日本旅客鉄道株式会社(大阪市北区、長谷川一明社長)と江津市(中村中市長)は、2024年12月2日より「オンデマンド交通・
MaaS実証事業」を実施する。
同市では、公共交通の縮小、移動手段の不足や人口減少に伴い、住民の生活利便性の低下や観光客の移動制限、地域経済の縮小という課題が発生しており、「移動手段の確保」と「地域の活性化」を同時に達成する新たな取り組みが求められているという。
今回の同実証実験は、これらの目的を達成するための課題抽出と、新たな解決策の構築を図るというもの。
期間中は、AIオンデマンド交通システムを導入、地元交通事業者が日中のオンデマンド交通(株式会社REA社システム)を同市交通空白地の黒松・波積・都治・浅利・松平(川平町を除く)の各地域で運行する。
デジタルチケット販売プラットフォーム「まちのヲトモパスポート
」で定期券販売を初めて実施するほか、キャッシュレス決済も導入、オンデマンド交通の予約状況とデジタルチケットの販売状況等のデータ活用により、需要予測等に資するデジタルマーケティングも実施するという。
運行期間は2024年12月2日~2025年2月28日(12月29日~1月4日は運休)。
運航時間は8時~17時。
運賃は片道200円・特定料金100円・定期料金4,200円、12月2日~28日は無料運行。