【ニュース】 サッポログループとサントリーグループ、群馬県~岡山県間の輸送の一部でスイッチ輸送を行う長距離での往復輸送を開始 群馬県伊勢崎市
2024.11.14
サッポロホールディングス傘下のサッポログループ物流株式会社(東京都渋谷区、田島一孝社長)は2024年11月13日、サントリーグループと共同で、群馬県~岡山県間の輸送の一部でスイッチ輸送を行う長距離での往復輸送を開始した。
スイッチ輸送とは、1人の運転者が1つの行程を担う働き方ではなく、1つの行程を複数人で分担する働き方。
往復輸送とは、トラックに積み込んだ貨物を目的地で降ろした後、別の貨物を積み込んで出発地まで帰ってくることによって空車回送区間をなくし、車両の輸送効率を高める輸送形態のこと。
従来、サッポログループ物流とサントリーグループは、群馬県~岡山県間の往路の輸送手段としてトラックを両社それぞれで手配し、製品を輸送していたが、復路の積み荷確保やドライバーの拘束時間短縮が課題となっていた。
今回の同取り組みでは、サッポロホールディングス傘下のポッカサッポロフード&ビバレッジ(名古屋市中区、時松浩社長)とサントリーグループが連携し、群馬県~岡山県間の往路にポッカサッポロの飲料や食品、復路にサントリーの飲料製品などを運ぶ往復輸送のスキームを確立。
同スキームを取り入れることで、運行するトラックを両社合計で年間約150台減らし、CO₂排出量を約45t削減できる見込みとしている。
さらに、往復路ともに埼玉県・静岡県・大阪府の3か所でリレー方式でスイッチ輸送を行うことで、輸送の効率化を図るとともに、ドライバーの拘束時間短縮と労働負荷の低減にも繋げるという。
輸送区間は、往路の積み地がポッカサッポロ北関東物流センター(群馬県伊勢崎市)・降ろし地がポッカサッポロ岡山物流センター(岡山県岡山市)、復路の積み地がサントリー岡山総社倉庫(岡山県総社市)など・降ろし地がサントリー北関東流通センター(群馬県邑楽郡)など。