【ニュース】 JR東海グループとクリプトヴィレッジ、天竜峡地域で観光課題の解決を目指す取り組み「新しい観光会議」を開始 長野県飯田市 

2024.11.11
東海旅客鉄道株式会社(名古屋市中村区、丹羽俊介社長)と株式会社JR東海エージェンシー(名古屋市中村区、佐藤一哉社長)は、株式会社クリプトヴィレッジ(新潟県⾧岡市、林篤志代表・髙瀬俊明代表)と共に、沿線地域の関係人口を創出する「conomichi(コノミチ)」事業で、天竜峡地域(長野県飯田市)の地域住民や「デジタル住民」と協働し、観光課題の解決を目指す取り組み「新しい観光会議」を開始する。

「デジタル住民」とは、クリプトヴィレッジが運営する、地域の関係人口創出を目的とした「Local DAO プロジェクト」で、地域を積極的に支援したいと表明し、NFTに紐づいたデジタル住民票を購入した人々。
JR飯田線「天竜峡」駅を最寄り駅とする名勝「天龍峡」は、昭和9年に国指定名勝に選ばれ、かつては年間約70万人が訪れる観光地だったが、現在は観光客の減少に悩まされているという。

今回開始する「新しい観光会議」は、沿線地域の関係人口を創出する「conomichi(コノミチ)」事業を運営するJR東海グループと
、新しい関係人口施策を推進するクリプトヴィレッジが、持続可能な観光地のあり方を新たに模索するため、観光課題の解決を目指す取り組みとして実施するもの。
天龍峡地域を盛り上げようと活動する「ねやねや天竜峡デジタル住民部」の人々と共に、「デジタル住民」として関わる人々を募り、新たな地域観光の形を議論し、実践していく場を提供するとしている。

同取り組みでは、域外から天龍峡を訪れた人に向けて、「地域フィールドワーク」「地域住民との交流」「観光施策会議」の3つのプログラムを実施する予定。
「地域フィールドワーク」では、実際に天龍峡地域を視察し、地域が置かれている現状について理解を深め、「地域住民との交流」では、実際に天龍峡地域で活動している人々との対話を通じ、地域の解像度を高め、「観光施策会議」では、抽出した課題から、実践可能なアクションにまで落とし込む作業を行うという。
各プログラムの参加者募集は2025年春頃を予定している。