【ニュース】 YKK AP、黒部製造所内で「YKK AP30ビル」を竣工、自然環境と社員の健康に配慮した「杜の中のオフィス」 富山県黒部市
2024.11.01
YKK AP株式会社(東京都千代田区、魚津彰社長)は2024年10月29日、YKK AP黒部製造所(富山県黒部市)内で建設を進めていた「YKK AP30ビル」を竣工した。
同ビルは、1990年のYKKアーキテクチュラルプロダクツ設立から30年の節目となる2020年に建設計画をスタート。
「個・組織・社会をつなぎ、経験と感動を共有する」をコンセプトに、自然環境とそこで働く社員の健康に配慮した「杜(もり)の中のオフィス」を掲げ、製造部門の本部機能と本社機能の一部を有し
、部門間と東京本社との連携を強化するとしている。
また、同社の歴史と理念を紹介する「フィロソフィーホール」も設置、従業員や取引先に同社ブランドを発信するための拠点として活用するという。
設計にあたっては、建物全体の省エネ設計に加え、黒部の自然エネルギーの風や光を活用したパッシブデザイン、敷地内での太陽光発電等の創エネなどに取り組み、年間の一次エネルギー消費量が実質ゼロまたはマイナスとなる「ZEB」の実現、合わせてWELL認証でPLATINUMの取得を進めるとしている。
さらに、建物外壁のカーテンウォールには100%アルミリサイクル材を使用、カーボンニュートラルへの貢献と循環経済の実現に向けた取り組みも推進するという。
「YKK AP30ビル」の所在地は富山県黒部市吉田200。
延床面積は6,932㎡。
構造・規模は鉄骨造・一部鉄筋コンクリート造、地上3階建。
工期は2022年2月~8月、2023年7月~2024年8月。
従業員数は約200名(生産本部・管理部門)。
投資金額は約58億円。