【ニュース】 MRTと福山市、2022年度より全国初の取り組みとして開始した「医療版ワーケーション」を今年度も継続して実施 広島県福山市

2024.09.24
MRT株式会社(東京都渋谷区、小川智也代表)と福山市(枝広直幹市長)は、2022年度より全国初の取り組みとして開始した「医療版ワーケーション」を、3期目となる今年度も継続して実施する。

同市では、福山市医師会が中心となって福山夜間小児診療所を運営、地元の医療機関に勤務する医師(出務医師)が交代で診療している。
同取り組みは、同市以外の地域から同診療所での勤務に協力する医師(協力医師)を対象に、勤務を通じ、地域医療への理解を深めてもらうことと合わせ、同市や同市近隣市町が有する歴史・文化・グルメ・アクティビティ等の体験や観光を通じ、地域の魅力を知ってもらおうというもの。

協力医師は、同市内の夜間小児診療所での勤務と近隣観光を合わせて数日間同市に滞在。
同社は、参加する医療従事者の募集や管理、関係機関との折衝・調整等を担い、同市は関係機関との調整を担う。
また、観光プランの提案等は近畿日本ツーリスト株式会社が担う。

3期目となる今回は、2期までの実績を踏まえ、勤務体制や観光に改善を加え、協力医師に同市の魅力を知ってもらい、協力医師が同市へ移住し地域の医療機関で働くことを検討できる体制を目指す。

なお、前回の2期では、専門医の資格をもった医師会員の中から、約20名の小児科医師が参加(2024年3月まで)。
参加医師へのアンケート調査でも、「また参加したい」との声が多く寄せられているという。