【ニュース】 UR都市機構、団地の農業施設を通じた生きがい創出の取組み「(仮称)団地の農場日の里ファーム」を開始、地域医療福祉拠点化を推進 福岡県宗像市
2016.03.28
独立行政法人都市再生機構(UR都市機構、横浜市中区、上西郁夫理事長)はこのほど、日の里団地(福岡県宗像市)で、「食と農」をテーマに、東レ建設株式会社と連携した試行的な取組み「(仮称)団地の農場日の里ファーム」を開始する。
同機構が推進する地域医療福祉拠点の形成へ向けた取組みの一環。
日の里団地でも、平成27年12月より、宗像市や地域関係者等と連携、地域医療福祉拠点化に取り組んできたという。
同団地では、農業施設を整備(日の里団地内の空地約500㎡)し、野菜栽培の参加員組織を設立。野菜栽培体験や朝市など、食を通じたコミュニティ活性化イベントを開催することにより、高齢者の外出機会や生きがいの創出や、子どもの農業体験の機会を提供に取り組む。
高齢者と若年世帯、子どもも含む新たなコミュニティを通じ、居住者間での緩やかな繋がりや互助など、居住者が主体となった団地の活性化を目指す。
農業施設は、東レ建設のトレファーム®(高床式砂栽培農業施設)を採用。
高齢者でも腰をかがめずに作業ができるほか、特別な農具や機材を必要としないことから、誰でも安心して農作業に参加できるという。
現地体制は東レ建設を中心に、東レ建設による業務参画依頼を受けた株式会社グリーンファームと日本総合住生活株式会社と連携し、野菜栽培の体験や食に関連したイベント等の取組みを実施していく。
今後、農業施設は4月中旬に完成し、6月にオープニングイベントを開催する予定。
また、それまでの間は、野菜の栽培見学・体験会等を開催、参加者を募集し、本格的に収穫が始まる6月頃からは「朝市」等を定期的に開催する予定。