【ニュース】 ラサール不動産投資顧問など、マルチテナント型物流施設「ロジポート福岡粕屋」を竣工、休憩室などを完備 福岡県粕屋町

2024.09.02
ラサール不動産投資顧問株式会社(東京都千代田区、奥村邦彦社長)・九州電力株式会社(福岡市中央区、池辺和弘社長)・九電不動産株式会社(福岡市中央区、大神徳仁社長)・株式会社大福物流(熊本県甲佐町、木村嘉宏社長)の4社は2024年8月30日、マルチテナント型物流施設「ロジポート福岡粕屋」(福岡県粕屋町)を竣工した。

同事業は、ラサール・九州電力・九電不動産の3社が同施設のために組成された福岡プロパティー特定目的会社を通じて開発したもの。
1階全フロアは大福物流が賃借する。

同施設は、福岡市の中心地まで約10km、九州自動車道「福岡」ICまで約1.7kmの立地。
福岡中心部への配送に加え、九州全域や中国地方等への広域配送拠点として活用可能で、福岡空港まで約6km、博多港まで約10kmと、陸上輸送だけでなく航空・海上輸送にも適しているという。
さらに、JR香椎線「土井」駅より徒歩9分と、通勤にも適した立地だとしている。

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機能面では、1階は両面バース式、2階・3階は大型シングルランプウェイと天候に左右されない中央車路式を採用。
フロア面積は、1階が約8,200坪、2階・3階はそれぞれ約7,300坪で、最小区画約600坪から分割可能としている。

施設内には、2階と3階に休憩室を備えたほか、売店・シャワー室
・コインランドリー・バリアフリートイレなどを完備し、快適な労働環境を提供。
敷地内には約440台分の駐車場、約20台の大型車待機場、バイク置場等を整備した。

防災面では、災害リスクの低い高台に位置し、洪水・高潮ハザードマップの浸水想定エリア外となっているほか、24時間365日稼働の防災センターがセキュリティを維持、エレベーターやトイレ等の電力を約72時間維持する非常用発電機や、非常時用の防災備蓄倉庫を完備。

環境負荷低減にも配慮し、人感センサー付きLED照明や節水型衛生器具等を導入、屋上には太陽光パネルの設置を予定しているほか、CASBEE-建築(新築)のSランクとZEB-Readyの認証を取得済みだという。

「ロジポート福岡粕屋」の所在地は福岡県糟屋郡粕屋町江辻840番2。
敷地面積は8万1,663.97㎡、延床面積は9万1,878.28㎡。
構造・規模は鉄骨造・一部鉄骨鉄筋コンクリート造、3階建。
施主は福岡プロパティー特定目的会社。