【ニュース】 三菱地所と大林組、CLTの屋外利用での技術確立を目的に共同研究開発、長さ3mの大型試験体による屋外暴露試験に着手 鹿児島県湧水町

2024.08.30
三菱地所株式会社(東京都千代田区、中島篤社長)と株式会社大林組(東京都港区、蓮輪賢治社長)は、CLT(直交集成板)の屋外利用での技術確立を目的に共同研究開発契約を締結、長さ3mの大型試験体による屋外暴露試験に着手した。

CLTの製造・加工会社をグループ企業に持つ両社は、今回の共同研究により、発注者・設計・施工者としての知見とニーズを持ち寄り、今後の中大規模建築における国産木材利用を推進するという。

08301000

同研究では、三菱地所傘下のMEC Industry 株式会社(鹿児島県湧水町、小野英雄社長)と大林組傘下の株式会社サイプレス・スナダヤ(愛媛県西条市、砂田和之社長)の本社工場敷地内に計23本の大型試験体を長期的に設置、経年変化を定期的にモニタリングする。
同研究の成果をCLTや木材の屋外活用につなげることで国産木材の普及に寄与し、脱炭素・循環・自然共生社会の実現に貢献するとしている。

共同研究の期間は2024年6月17日~(検証期間は長期を予定)。
実施場所はMEC Industry敷地内(鹿児島県湧水町)、サイプレス・スナダヤ本社工場敷地内(愛媛県西条市)。
試験材は縦3.0m×横0.9m×厚み150mmのCLT。