【ニュース】 ミサワホーム、三島駅南口東街区A地区第一種市街地再開発事業区域内で建設予定のA棟で順天堂と定期建物賃貸借予約契約を締結 静岡県三島市

2024.08.06
ミサワホーム株式会社(東京都新宿区、作尾徹也社長)は2024年8月5日、三島駅南口東街区A地区第一種市街地再開発事業(静岡県三島市)区域内で建設予定のA棟で、学校法人順天堂(東京都文京区、小川秀興理事長)と定期建物賃貸借予約契約を締結した。

同契約は、同開発事業で建設を予定している4棟(A~D棟)の施設建築物のうち、A棟の4階でミサワホームを賃貸人、順天堂を賃借人とする20年間の定期建物賃貸借予約契約。

同再開発事業は、三島市が策定した三島駅周辺グランドデザインに基づく「広域健康医療拠点・スマートウェルネスフロント」の整備を中心に計画するもの。
「健幸」をまちづくりの中核に位置付け、住民が健康で元気に幸せに暮らせる新しい都市モデル「スマートウェルネスシティ」の実現を目指しており、順天堂は同駅が位置する東部地区の地域医療の継続的な発展のため、「広域健康医療拠点」の核となる医療機能を担うとしている。

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ミサワホームは、医療・介護・子育て支援を中心に社会的課題の解決に向けた複合開発や地域の高齢化に対応したコンパクトシティ型の不動産開発など、未来を見据えたまちづくり事業を「ASMACI(アスマチ)」ブランドとして展開している。

同再開発事業では、第一種市街地再開発事業を推進するA地区と、今後着手予定の事業用定期借地事業に取り組むB地区を一体的に開発。
住宅や店舗、オフィス、ホテルとあわせ、医療・子育て支援施設等の導入を検討している。
エリア全体を「広域健康医療拠点」と位置付け、スマートウェルネスシティのフロントエリアにふさわしい拠点の整備を通じ、まちの賑わい創出と経済の活性化を図るとともに、まちの人々が心身ともに健康で、安心して生き生きと暮らすための機能を持たせ、同市の掲げる「健幸都市」の実現に寄与するという。

「広域健康医療拠点」の核となる医療機能を担う静岡病院は、地域の要請により、1967年に町立伊豆長岡病院を譲り受け、順天堂の医学部附属病院として発足。
同開発事業では、A地区に建設を予定しているA棟の4階に同病院が運営を行う高機能健診センターやクリニック等の健康医療機能の導入を計画しており、約1,250㎡のフロアには、内科、循環器内科、脳神経外科、脳神経内科、産婦人科、整形外科・スポーツ診療科、小児・小児外科、眼科、外科、特殊外来(禁煙外来・女性外来など)の設置を検討するとしている。