【ニュース】 三菱地所など、「大阪三菱ビル」の建替え計画で「大阪堂島浜タワー」を竣工、商業ゾーンは4月、ホテル・観光展望施設は7月より順次開業 大阪府大阪市

2024.04.23
三菱地所株式会社(東京都千代田区、中島篤社長)・三菱商事都市開発株式会社(東京都千代田区、森田憲司社長)・積水ハウス株式会社(大阪市北区、仲井嘉浩社長)・三菱HCキャピタル株式会社(東京都千代田区、久井大樹社長)の4社は、開発を進めていた「大阪堂島浜タワー」(大阪市北区)を2024年4月15日に竣工、4月19日に竣工式を実施した。
商業ゾーンは4月、ホテル・観光展望施設は7月より順次開業する。

同プロジェクトは、長らく地域のシンボルだった「大阪三菱ビル」の建替え計画として、その地域性、歴史性を踏まえ、周辺の水辺空間と一体となった水都大阪のシンボルとなる新たなランドマークを目指し、開発を進めていたもの。
地上32階、延床面積約6万7,000㎡のオフィス・ホテル・商業ゾーンで構成する複合ビルとして、新たな働き方や唯一無二の体験を提供することで、周辺エリアの魅力を高めるとともに、大阪の国際競争力強化に貢献するとしている。

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同プロジェクトのうち、オフィス機能では、様々なレイアウトを実現するワンフロア約530坪の無柱空間を提供。
Low-Eペアガラスの採用や実質再生可能エネルギー由来の電力使用などにより、環境にも配慮した。

商業・健康増進機能では、低層階に多彩な商業店舗、16階に大阪市内を一望できる観光展望施設がオープン予定。
保育施設や健康診断センターも整備、オフィスワーカーの多様な働き方を支援するという。

ホテル機能では、株式会社カンデオ・ホスピタリティ・マネジメント(東京都港区、穂積輝明会長兼社長)の旗艦店が出店。
カンデオホテルズチェーン最大となる548室の客室を設定、展望露天風呂としては世界最高クラスの高さ(地上135m)に「天空のスカイスパ」を整備するとしている。

防災・地域貢献機能では、非常用電源や防潮板、防災備蓄倉庫等を設置、災害による業務停止リスクを最小化するほか、御堂筋沿道にゆとりのある歩行者空間を確保し、連続した上質な賑わい空間を創出、水辺の賑わい創出と防災機能強化の為、堂島公園の再整備及び堂島公園に繋がる船着場を整備するという。

「大阪堂島浜タワー」の所在地は大阪市北区堂島浜1丁目1-27、京阪中之島線「大江橋」駅より徒歩2分、大阪メトロ御堂筋線・京阪本線「淀屋橋」駅より徒歩4分。
敷地面積は3,571.88㎡、延床面積は約6万7,000㎡。
構造・規模はS造・地下一部SRC造、地上32階・地下2階・塔屋1階。