【PR記事】 熱海温泉の「古屋旅館」、2014年に導入した「チタン製熱交換システム」による「温泉熱活用」の10カ年計画で2023年度の年間重油使用料ゼロを達成 静岡県熱海市

2024.04.17
創業1806年、熱海で最も老舗とされる温泉宿「古屋旅館」(静岡県熱海市)を経営する合資会社古屋旅館(静岡県熱海市、内田宗一郎代表)はこのほど、2014年に導入した「チタン製熱交換システム」による「温泉熱活用」の10カ年計画で、2023年度の年間重油使用料ゼロを達成したと発表した。

同取り組みは、省エネによる経済効果に加え、化石燃料の利用削減によるCO2削減など、環境負荷の軽減を期待できる試み。
同社によると、温泉熱の活用は全国各地で広がりを見せており、環境省でも温泉熱有効活用に関するガイドラインで周知と促進を図っているという。

04171040

温泉熱の活用方法には、発電への利用、温泉の放熱による食品製造
、農業への利用など様々あるが、同館では2014年に同システムを導入、昇温して大浴場や客室のシャワー、調理場やパントリーの湯などに活用し、年間の重油使用料をゼロにする「10カ年計画」を立て、温泉熱の活用に取り組んできた。

熱交換を実施しない場合の重油代は月額30万円ほどだったが、導入後は月額4万円ほどに削減。
並行して省エネ対策を実施したことで、10年目の2023年度には、年間の重油使用料ゼロを達成したという。

なお、10カ年計画を達成できた要因には、熱交換率の高いチタン製熱交換システムを導入したこと、高温(源泉口で約90度)の自家源泉を活用したこと、露天風呂付き客室数を2014年当時の8部屋より現在20部屋に増やしたことで大浴場の利用が減り、全体の温水利用が減少したこと、節水タイプのシャワー・節水タイプの食器洗浄器を導入したこと、などを挙げている。

また、同システム導入にあたっての施工は、温泉設備工事を手掛ける櫻井工業所(静岡県熱海市、櫻井清生代表)が実施。
導入の投資額は約400万円、年間のメンテナンス料は約10万円で
、投資額は1年半で回収できたという。

「古屋旅館」の所在地は静岡県熱海市東海岸町5-24、交通はJR各線「熱海」駅より徒歩13分(タクシーで5分)。

宿泊予約は
古屋旅館