【ニュース】 JLLとKEGキャリア・アカデミー、「旧和歌山市民会館活用事業」の優先交渉者に選定、和歌山市と「旧和歌山市民会館活用事業に関する基本協定書」を締結 和歌山県和歌山市

2024.03.29
総合不動産サービスのJLL(東京都千代田区、河西利信社長)を代表企業とし、株式会社KEGキャリア・アカデミー(和歌山県和歌山市、角野寛典代表)を構成企業とする旧和歌山市民会館活用事業JLLグループは、「旧和歌山市民会館活用事業」の優先交渉者に選定され、2024年3月28日付で和歌山市(尾花正啓市長)と「旧和歌山市民会館活用事業に関する基本協定書」を締結した。

同事業は、同市が市堀川(いちほりがわ)かわまちづくりや周辺の様々な施設と連携し、将来にわたり、南海「和歌山市」駅周辺の賑わい・交流の創出や、都市機能の充実を図ることを目的としたもの。

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JLLとKEGが提案した「KNOT(ノット)和歌山」は、「教育」「観光」「宿泊」「商業」「産業」「公共」の 6つのキーワードを基に、宿泊・体験したくなる「場」の創出をテーマとした複合施設で、和歌山の豊富な観光資源と魅力を最大化できるような宿泊施設・商業エリア、地元の企業の生産性向上を目的としたDX(デジタルトランスフォーメーション)センター、ユニークなグローバル人材を輩出する地域への発展を支援する人材育成機能を備えている点が特徴。

新しく設置を計画する「広場エリア」を中心に、「国際幼児教育エリア」「DXセンター」「ホテル・サウナエリア」「学校エリア」「商業エリア」を設け、国際幼児教育施設や国際ホテルマネジメント高等専門学校などの教育機能と、ホテルや商業施設を融合することで、コミュニティの活性化や新たな価値の創出を促し、同市の新たなシンボルとなる地方都市型の複合施設を目指すとしている。

ホテル運営は株式会社ワンダーパワードユー(東京都港区、入江洋介代表)に、併設予定のサウナは「渋谷SAUNAS」を手掛ける株式会社TOYOKE(トヨーク、東京都渋谷区、古屋蔵人代表)に運営を委託する予定で協議を進めているという。

なお、サステナビリティの観点から、建物の解体新築によって起こる環境負荷を低減させるため、旧和歌山市民会館などの既存建物を最大限に利活用するとしている。