【ニュース】 三菱地所、新事業子会社の膝栗毛が展開していた歩き旅コンテンツサービス「膝栗毛」事業を3月31日付でアットホームホールディングスに事業譲渡 東京都大田区

2024.03.15
三菱地所株式会社(東京都千代田区、中島篤社長)は、新事業子会社の株式会社膝栗毛(東京都千代田区、米田大典代表)が展開していた歩き旅コンテンツサービス「膝栗毛」事業を、2024年3月31日付でアットホームホールディングス株式会社(東京都大田区、山口晴男社長)に事業譲渡する。

同事業は、「身近なまちの、何気ない道を、エンターテイメントに」をコンセプトに、固有の歴史や郷土文化などを紹介する「オリジナルマガジン」、歩きながら地域の物語を知ることができる
GPS連動型「音声ガイド」など歩き旅を楽しめるコンテンツをスマホアプリ「膝栗毛アプリ」を通じて提供し、地域とユーザー、ユーザー同士のコミュニケーションを促進するサービス。
デジタルとリアルを組み合わせた新しい歩き旅体験を提供することで、地域のにぎわい創出や地域コミュニティの形成に貢献してきたが、今後はアットホームグループによる新たな体制のもと、運営を継続する予定としている。

三菱地所は、各地での賑わいの生まれるまちづくりの知見を活かし
、同事業を企画・開発、地域の情報・文化・歴史等をコンテンツ化して発信することで、地域に人の流れを生み出す新たなまちづくりに挑戦してきたという。

一方、アットホームは、全国の自治体や全国各地の不動産会社、協力関係にある団体等とのリレーションを活かし、「地域協創プロジェクト」等を展開、移住・定住を通じた地方創生や空き家問題等の解決を目指すなど、地域活性化に継続して取り組んでいる。

現在、同アプリのダウンロード数は9万を超えるなど順調に利用者を拡大しており、自治体・地域企業等のクライアントの課題解決に向け、誘客・来街を促進するコンテンツプロデュース・イベントキャンペーン企画等を展開しているが、、今後はアットホームグループの経営資源を活用し、事業展開を図ることで、より一層同事業がスケールアップし、継続的な地域活性化につながると判断、事業譲渡を決定したという。

なお、同子会社は同事業譲渡後、解散する予定。
同事業譲渡による三菱地所の2024年3月期連結業績に与える影響は軽微だとしている。