【ニュース】 文京学院大学と岩槻人形協同組合、産学連携協定を締結、第一弾はオリジナル新商品「フクロウの眼鏡置き」 埼玉県さいたま市
2016.03.04
文京学院大学(東京都文京区、工藤秀機学長)と岩槻人形協同組合(さいたま市岩槻区、新井久夫理事長)は3月3日、協定を締結し連携協力体制を発足、産学連携の取り組みを推進する。
伝統工芸技能とその優れた作品を世の中に広め、将来的な発展につなげていくことが目的。
同協定では、同大学の教育プログラムの一環として、同協同組合が伝統工芸品に関する歴史や制作技術を教示、学生たちが日本文化を習得し、学生たちが主体となって伝統工芸産業の認知拡大等の活動を行う。
同協同組合と協同で新たな作品の企画発案・商品化に取り組み、伝統工芸文化を後世につなぐため、長期的に活動を推進するという。
今回の協定締結に伴う取り組みの第一弾では、学生のトレンドアイディアと、岩槻区の人形産業に継承される技術を融合させたオリジナル新商品を、経営学部2年生の学生が中心となって開発した。
開発した商品は、購買意欲の高いプレミアエイジ(団塊の世代を中心とした50代以上)を対象とした上質さをテーマに、古来より世界各国で「知恵の神」「文芸の神」「森の守り神」として人々に愛され、日本でも「福を呼ぶ」シンボルとして親しまれるフクロウをモチーフにした眼鏡置き(写
真)。
岩槻に代々伝わる「江戸木目込人形」の魅力を引き出すため、鹿児島県奄美大島の伝統工芸品で世界三大織物の一つでもある「大島紬」を組み合わせた。
日本の伝統工芸の技が随所に光り、フクロウの愛らしい見た目で生活空間にもマッチする商品に仕上げたという。
サイズは幅13cm×奥行11.5cm×高さ6cm、価格は2万1,000円(税抜き)、カラーは6種類。
なお同商品は、3月15日~4月17日の期間限定で、代官山蔦屋書店
(東京都渋谷区)で販売する予定。