【ニュース】 パナソニック、「木+鉄」の複合梁でロングスパン対応の製品を追加、高齢者施設など大空間に対応 大阪府門真市

2014.10.08
パナソニック株式会社エコソリューションズ社(大阪府門真市、吉岡民夫社長)は10月1日、「木+鉄」の複合梁「テクノビーム」の商品ラインアップに、「グランドテクノビーム(9.0および12.0)」を新たに追加、テクノストラクチャー工法を採用している住宅会社を通じ、構造設計の受付を開始した。
梁(はり)とは、床や屋根の垂直荷重を支える構造部材。
今回の新製品追加は、独自の耐震住宅工法「テクノストラクチャー工法」のプラン対応力向上を図るのが狙い。


日本では現在、国産材の活用、特に建築用木材の利用拡大を目的に、非住宅も含めた建築物の木造化が推進されている。
また、相続税制の見直しに伴い、不動産による資産運用も関心を集めており、高齢者施設など非住宅建築物の需要拡大が見込まれているという。
同社では今回、スパンの長さが最大6mまで対応可能だった「テクノビーム」の商品ラインアップに、よりロングスパンへの対応が可能な「グランドテクノビーム」を新たに追加することで、スパンの長さを最大10mとし、高齢者施設などでニーズの高い大空間や広さを必要とする空間の設計自由度を高めた。
同製品により、今後市場規模の拡大が見込まれる木造非住宅市場で、鉄骨造に匹敵するプラン提案力を強化、高齢者施設などの大規模木造建築物で、2015年度に100棟の受注を目指すとしている。