【ニュース】 首里城公園、2024年の正月三賀日に「新春の宴」を開催、琉球王国時代の正月儀式「朝拝御規式」の一部を再現 沖縄県那覇市
2023.12.28
首里城公園(沖縄県那覇市)は、2024年の正月三賀日(1月1日~3日)、「新春の宴」を開催する。
同イベントでは、琉球王国時代の正月儀式「朝拝御規式」の一部を再現、新年の幕開けに相応しい「御座楽演奏」と「琉球芸能の宴」で来園者を迎えるという。
また、「正殿復元工事の端材でストラップを作ろう」「お正月書初め体験」など、家族連れも楽しめる様々なプログラムを用意。
さらに、辰年を記念した企画展や、売店での「琉球菓子販売コーナー」も実施するという。
「朝拝御規式」では、琉球王国時代に行われた正月儀式の一部を紹介。
「琉球芸能の宴」では、琉球舞踊(古典舞踊・雑踊り)や古典音楽演奏を披露する。
体験イベント「端材でストラップを作ろう」では、正殿復元工事で生まれた端材を活用し、ストラップ作りに挑戦可能。
体験イベント「お正月書初め体験」では、カラフルな筆ペンを手に、新年の抱負や目標、願いを自由に表現できるという。
琉球王国時代(1429年~1879年)、政治・外交・文化の中心として栄華を誇った首里城は、1879年(明治12年)春、国王が追放され「沖縄県」となった後、首里城は日本軍の駐屯地、各種の学校等に使用され、1930年代には大規模な修理が行われたが、1945年にアメリカ軍の攻撃により全焼。
戦後、跡地は琉球大学のキャンパスとなったが、大学移転後に復元事業が推進された。
2000年12月には首里城跡の「首里城正殿基壇(きだん)の遺構(いこう)」も「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として世界遺産に登録された。
2019年10月31日に正殿内部から発生した火災により、正殿をはじめとする9施設が焼失。
現在、2026年の完成に向け、復元工事が行われている。
「新春の宴」の開催期間は2024年1月1日~3日。
開催場所は首里城公園(沖縄県那覇市首里金城町1-2)内。
なお、2023年12月31日~2024年1月3日の期間は、沖縄県民を対象に入場料に割引料金を適用する「沖縄県民割」を実施する。