【ニュース】 野村不動産ホールディングス、小田急電鉄よりUDSの全株式を譲受、16棟のホテル事業と多彩な企画・設計事業がグループ入り 東京都新宿区

2023.12.22
野村不動産ホールディングス株式会社(東京都新宿区、新井聡社長)は、UDS株式会社(東京都渋谷区、黒田哲二社長)の全株式の譲受について、UDSの株主である小田急電鉄株式会社(東京都新宿区、星野晃司社党)と合意、株式譲渡契約の締結が完了した。
同件は 2024年4月1日に取引完了を予定しているという。

UDSは、コーポラティブハウス事業を日本で初めて事業化した株式会社都市デザインシステムを前身とし、企画・設計・運営事業を一体として手掛ける会社。
また、企画・設計だけでなく、施設の運営まで一貫して携わり、運営を通じて得られた知見・ノウハウを新たな企画・設計に活用していく形態で、個性的な事業を数多く展開しているとしている。

UDSが手掛ける事業のうち、ホテル事業については、「ONSEN
RYOKAN 由縁」「HOTEL ANTEROOM」など付加価値提供型のホテル16棟・1,855室を全国の主要都市やリゾートエリア等で展開しており、同社の中核事業となっているという。

野村不動産グループは、ホテル事業を今後の成長の一翼を担う重要な事業と位置付けており、現状、直営ホテルについては「ノーガホテル」3棟と「庭のホテル」1棟の計 681室を展開しているが、インバウンドニーズの高まりをはじめ、拡大傾向にあるニーズに対応するため、早期に事業基盤を確立し、成長スピードを加速させることを目指している。

UDSが展開するホテル事業は、モノづくりとサービスへのこだわりで、宿泊客にこれまでにない新たな価値を提供する個性的な付加価値提供型ホテルであることや、その展開を通じ、「街づくり」への貢献を目指す点が野村不動産グループのホテルと共通しているという。
また、企画・設計から運営までを一貫して手掛ける事業形態については、野村不動産グループが開発から販売・運営・管理に至るまでグループで一貫して手掛け、ユーザーの声を新たな開発に活用していく事業形態と共通しており、互いに連携しノウハウやリソースを活用することで、成長スピードの加速に向けた相乗効果が期待できるとしている。

同件取引の概要は、株式取得数が3万4,000株(全株式)、取得後の持分比率は野村不動産ホールディングス株式会社100%。
取引完了日は2024年4月1日(予定)。