【ニュース】 富士観光興業、天然記念物「富岳風穴」で洞窟内の照明設備を一新、「春節」に合わせてリニューアルオープン 山梨県富士河口湖町
2016.02.16
富士観光興業株式会社(山梨県富士河口湖町、中田政孝会長)は2月6日、同社が運営する国の天然記念物「富岳風穴(ふがくふうけつ)」で洞窟内の照明設備を一新、「春節」に合わせてリニューアルオープンした。
連日多くの中国人観光客で賑わっているという。
「富岳風穴」は富士山の側火山の噴火によってできた溶岩洞窟で、巨大な天然氷柱(つらら)や地質学上貴重な溶岩など、富士山の大自然を間近に見ることのできる施設。
今回は、この氷柱や溶岩をライトアップするとともに、その昔天然氷をブロック状に切り積み上げて天然冷蔵庫として使用していた「氷の池」の改修を行うことで、文化財洞窟の価値を高め、幻想的な神秘の世界を体感できるエンターテイメント施設へとリニューアルしたという。
また、今回のリニューアルに合わせ、中国人観光客をはじめ、富士山の世界文化遺産登録以降増え続ける海外から来訪者に対応するため、新たに英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語の案内看板も設置。
洞窟内では、氷柱や「氷の池」の他、かつて繭や樹木の種子を貯蔵していた「貯蔵庫」、光り苔と呼ばれる「珪酸華の群生地」、溶岩が固まる際にできた珍しい「溶岩棚」や「縄状溶岩」など、様々な表情が楽しめるとしている。
「富岳風穴」の所在地は山梨県南都留郡富士河口湖町西湖青木ヶ原
2068-1。
営業時間は9時~16時30分(季節により異なる)、年中無休。
入洞料は大人290円・小人(小学生)140円、4月月1日以降は大人
350円・小人200円。