【ニュース】 中外陶園、やきもの体験型複合施設「STUDIO894」を2023年9月7日にオープン、歴史あるやきものの街でしか体験できない新たな施設が誕生 愛知県瀬戸市
2023.08.10
株式会社中外陶園(愛知県瀬戸市、鈴木康浩社長)は、瀬戸のやきもの体験型複合施設「STUDIO894(スタジオ ヤクシ)」(愛知県瀬戸市)を2023年9月7日にオープンする。
瀬戸市は、古来の陶磁器窯のうち、中世から現在までやきものづくりが続く「日本六古窯」のひとつで、1000年以上の歴史を誇る日本屈指の生産地。
同施設では、歴史あるこのやきものの街で、瀬戸のやきものの魅力を発信し、新たな価値を提案していくとしている。
施設内は、「体験する」「鑑賞する」「憩う」をテーマに、絵付け体験を通して世界に一つだけのやきものづくりができるスペース、国内外で活躍するアーティストの個展やプロジェクトの展示を毎月開催するギャラリー、瀬戸の器で提供するコーヒースタンド、同施設オリジナルアイテムなどを販売する物販スタンドで構成。
店内は、ワークショップスペースとコーヒースタンドが一体化したオープンな空間とした。
施設全体がコミュニケーションの場となることで街の賑わいを創出し、瀬戸のやきものの多様な魅力を体感できる空間となることを目指す。
コーヒースタンドでは、スペシャルティコーヒーを提供している「OBSCURA COFFEE ROASTERS(オブスキュラ コーヒー ロースターズ)」が、同施設をイメージしてブレンドしたオリジナルコーヒーを、瀬戸の器で提供。
あわせて、江戸時代に瀬戸の陶工・加藤民吉が磁器の製法を学ぶために訪れ、その後もやきものを通じて縁の深い熊本県天草市で人気の洋菓子店「SWEETS‐LABO BONGOUT(スイーツラボ ボングー)」の焼菓子も楽しめるとしている。
中外陶園は、瀬戸市で1952年の創業以来、「薬師窯」の窯銘で干支置物や招き猫など、縁起置物や四季折々の季節飾りなどを手掛け続けてきた陶磁器工芸メーカー。
社内で企画・デザインから製造まで一貫生産を行い、日本全国だけでなく、中国・台湾・香港など海外でも幅広く販売している。
近年では、様々なブランドやショップとのコラボレーションアイテムも展開、次世代に継承するやきものづくりに取り組んでいるという。
「STUDIO894(スタジオ ヤクシ)」の所在地は愛知県瀬戸市薬師町1番地、交通は名鉄瀬戸線「尾張瀬戸」駅より徒歩8分。
営業時間は10時~17時(ワークショップの最終受付は15時30分、コーヒースタンドのラストオーダーは16時30分)、休業日は火曜日・年末年始。
店舗面積は199.38㎡。
開業日は2023年9月7日。