【ニュース】 新日鉄興和不動産、施行区域約2.5ha、延床面積約17万㎡の大規模複合開発「赤坂一丁目地区第一種市街地再開発事業」を着工 東京都港区
2014.09.10
新日鉄興和不動産株式会社(東京都港区、永井幹人社長)は、同社が事業協力者および参加組合員として参画している「赤坂一丁目地区第一種市街地再開発事業」(春田隆三赤坂一丁目地区市街地再開発組合理事長)が9月9日に起工式を実施、新築工事に着手したと発表した。
竣工は2017年4月の予定。
同事業は、東京都港区赤坂一丁目、東京メトロ銀座線・南北線「溜池山王」駅に近接した約2.5ha(敷地面積1万6,088㎡)の広大なエリアを施行区域とする事業。
「溜池山王」駅と連携した新たな駅前拠点ゾーンとして、港区都市計画に基づく土地の集約化や、地下鉄連絡通路の新設等により、快適な歩行者ネットワークを形成するとともに、充実した緑化を図り、防災性の高い街づくりを進め、業務・商業・住宅等の機能が集約した魅力ある複合市街地の形成を目標とし、事業を推進していくという。
同エリアは、各国大使館や多くの外資系企業が立地する国際色豊かな地域で、国際戦略総合特別区域の「アジアヘッドクォーター特区」や、特定都市再生緊急整備地域に指定されているほか、都市再生の拠点として期待されている「大街区」にも位置している。
このうち同事業は、六本木通り・外堀通り・桜田通り・外苑東通りに囲まれた通称「大街区」(約75ha)の北側玄関口に位置。
建物は、「溜池山王」駅に近く、六本木通りに面した利便性の高い場所に高層棟を配置して駅前拠点としての顔づくりを行う一方、陽当たりの良い敷地中央部には、人々の憩いの空間となる約4,000㎡の広大な緑地を確保する。
街路樹に面した緑地内には低層店舗を設置し、人々の賑わいを生み出すという。
また、万全の災害対策で東京の国際競争力強化に貢献するため、災害発生後、ライフライン復旧までの間、入居企業のBCPをサポート。
国内外の有力企業を誘致し、東京の国際競争力強化に貢献するとしている。
「赤坂一丁目地区第一種市街地再開発事業」の所在地は東京都港区赤坂一丁目5番の一部、6番、8番、9番の一部、交通は東京メトロ銀座線・南北線「溜池山王」駅地下通路直結。
敷地面積は1万6,088.32㎡、延床面積は17万5,296.99㎡。
最高高さは200.58m(TP+209.70m)。
階数は地下3階・地上37階・塔屋1階。
構造は鉄骨造・鉄骨鉄筋コンクリート造・鉄筋コンクリート造、耐震 ハイブリッド制振装置。
エレベーターは、オフィス低層8基、中層8基、高層8基、非常用2基、その他11基(計37基)。
駐車場台数は363台(自走式132台、機械式231台)。
竣工予定は2017年4月。