【ニュース】 東急ホテルズ&リゾーツ、最大7%超の賃金改定と初任給の引上げ・生活支援一時金の支給を実施、積極的なキャリア開発を促進 東京都渋谷区
2023.04.05
東急ホテルズ&リゾーツ株式会社(東京都渋谷区、村井淳社長)は、2023年4月1日の発足を機に、若年層社員や専門技能人財の処遇改善に重点を置き、最大7%超の賃金改定と初任給の引上げ・生活支援一時金の支給を実施する。
今回の改定では、30才以下の正社員を対象に一律8,000円〜1万円のベースアップを実施。
昇給額は、賃金改定とベースアップ合計で一般職23歳では平均7%超、金額にして1万5,000円となる。
一方、これまで35才まで一律で昇給していた年齢給の昇給期間を
30才までの昇給に改め、31才以降の中堅社員については役職や資格に応じた手当と業績連動報酬による処遇の比重を高めることで、処遇水準を向上させ、積極的なキャリア開発を促すという。
また2024年度新卒初任給についても、ベースアップ同様に8,000円〜1万円増額し、四大卒初任給は諸手当込みで21万9,000円(首都圏エリアの一例)とする。
加えて保有資格に応じて別途支給する「技能手当」については、対象資格(TOEIC、英検、中国語検定、韓国語検定、実用フランス語技能検定、ソムリエ、バーテンダー、レストランサービス技能検定、調理師、調理技能士、簿記検定ほか)保持者を対象に従来の手当額を月額3,000円〜5,000円増額するとともに、調理師資格を新たに支給対象に加えるなど、拡充を図る。
さらに、物価・生活費高騰への対応として、「生活支援一時金」を全社員一律で10万円支給するという。
今回の賃金改定・一時金支給は、市場環境が急回復しているホテル業界全体で激化している人財獲得競争への対応、また折からの物価上昇を踏まえて会社として支援を行うもの。
ホテル・リゾート施設の受託運営専業会社として発足した同社では、多様な能力・スキルを有する人財を最も重要な経営資源と位置づけ、収益力の向上に努めながら、人財への投資・育成に一層注力する。
社員個人のキャリア開発やスキルアップを顧客満足の向上につなげ、利用客だけでなく、ホテル経営や投資を検討するクライアントに選ばれるホテル運営会社としての事業成長を目指す。