【ニュース】 NTT西日本など11社、三国湊エリアで地域の活性化を目指して観光事業を運営する「株式会社Actibaseふくい」を設立、町家ホテルや町家レストランなどを予定 福井県坂井市
2023.02.06
西日本電信電話株式会社(大阪市都島区、森林正彰社長)・NTTアーバンソリューションズ株式会社(東京都千代田区、辻上広志社長)・株式会社熊谷組(東京都新宿区、櫻野泰則社長)・住友林業株式会社(東京都千代田区、光吉敏郎社長)・株式会社福井銀行(福井県福井市、長谷川英一頭取)・福井信用金庫(福井県福井市、岡本一夫理事長)・セーレン株式会社(福井県福井市、川田達男会長)・株式会社福井新聞社(福井県福井市、吉田真士社長)・福井放送株式会社(福井県福井市、池内昭彦社長)・フクビ化学工業株式会社(福井県福井市、八木誠一郎社長)・北陸電力株式会社(富山県富山市、松田光司社長)の11社は、共同出資により、坂井市三国湊エリアで地域の活性化を目指して観光事業を運営する「株式会社Actibaseふくい」(福井県坂井市、樋口佳久社長、出資金9億9,000万円)を2022年10月19日に設立、2023年2月3日に新会社設立記者発表会を実施した。
事業開始時期は2024年1月。
三国湊エリアは、江戸時代から明治時代にかけて活躍した「北前船」の寄港地として栄えた場所。
歴史的・文化的観光資源が多数存在し、世界的にも有名な東尋坊や永平寺を周遊できる環境があり、毎年皇室に献上される越前がにや甘エビといった新鮮な海の幸など、観光客を引き寄せる魅力を有しているという。
「Actibaseふくい」では、宿泊運営事業(町家ホテル)、料飲事業(町家レストラン)、アクティビティ事業、町並み等整備事業などを予定している。
宿泊運営事業(町家ホテル)では、三国湊の伝統的な建築「かぐら建て町家」や象徴的な素材「笏谷石(しゃくだにいし)」を活用した、分散・滞在型宿泊施設(10棟・18室)を創設、料飲事業と合わせ、まち全体をひとつの宿に見立てたオーベルジュを運営。
料飲事業(町家レストラン)では、福井県や三国湊の食材を活用したレストラン事業を、フレンチ料理のスターシェフ吉野建氏を招聘し、運営する。
同事業の整備については、同県より「オーベルジュ誘致推進事業補助金」の支援を受ける予定。
アクティビティ事業では、北前船の寄港地として発展した歴史・日本文化や自然環境を活用したアクティビティを提供。
町並み等整備事業では、自治体・地域の人々と連携、周遊を促す景観の統一(ライトアップ・街明かりの整備、緑化等)や町並みに合わせたNTT西日本局舎の外観整備等を行うとしている。