【ニュース】 JR九州、(仮称)鹿児島中央駅西口複合ビルの名称を「JR鹿児島中央ビル」に、商業ゾーンの名称を「AMU WE」に決定 鹿児島県鹿児島市
2023.01.27
九州旅客鉄道株式会社(福岡市博多区、古宮洋二社長)はこのほど、開発中の(仮称)鹿児島中央駅西口複合ビル(鹿児島県鹿児島市)の名称を「JR鹿児島中央ビル」に決定した。
鹿児島中央駅西口地区では、鹿児島市による周辺道路整備事業に併せ、同社が鹿児島市道敷地(武33号線の一部)を取得し、歩行者空間として整備を行い、安心安全な基盤整備を進めている。
合わせて、同社用地(敷地面積約9,500㎡)を起点に新たなまちづくりも進んおり、今回のまちづくりに伴う開発は、2つの段階に分けて行われており、そのうちのⅠ期開発(敷地面積約6,500㎡)が今回の同ビルとなる。
同ビルのオフィス部分は、JR九州では第3位の乗車人員を有する鹿児島中央駅と2階デッキで直結、雨に濡れることなくオフィスフロアまでのアクセスが可能。
フロアは、鹿児島最大級を誇る1フロア約600坪、奥行最大16mの無柱空間とし、LED照明・自動調光システム、Low-e複層ガラスなどを採用、省エネにも配慮した。
感染症対策に推奨されている、建築基準法の約1.5倍の最大換気量を確保、エレベーターにタッチレスボタンを導入なども導入するという。
さらに、オフィスワーカー専用のラウンジを4階に設置、個室ブースやフォンブース等も無償で利用可能とする。
その他、BCP(事業継続計画)サポートとして、別変電所からの2回線受電により、停電時にも72時間の電力供給(非常用発電機による72時間の電力供給は鹿児島県内最長)を可能にするとしている。
また、同ビル1階~3階と、既存店舗の「ビックカメラ」「ぐるめ横丁」等を新たな商業ゾーン「AMU WE(アミュ ウィー)」とし、オフィスワーカーだけでなく、地域の人々も日常的に利用できる店舗が新たに入居する予定。
運営は株式会社JR鹿児島シティ(鹿児島県鹿児島市、盛澤篤司社長)が行い、既存の「アミュプラザ鹿児島」と一体で鹿児島の賑わいを創出するという。
開業日は2023年4月頃の予定。
「JR鹿児島中央ビル」の所在地は鹿児島県鹿児島市武1丁目2番10号、交通はJR各線「鹿児島中央」駅西口より徒歩1分。
敷地面積は6,485.07㎡、延床面積は3万1,869.75㎡。
構造・規模は鉄骨造、地上11階(店舗1~3階、事務所4~10階、11階は設備フロア)。
駐車場台数は240台、荷捌き駐車場は3台、駐輪場台数は141台。