【ニュース】 SkyDriveなど、ドローンやAIなど先端技術を活用した効率的な狩猟モデルを策定、千葉県の害獣駆除の推進に取り組む 千葉県木更津市

2023.01.05
「空飛ぶクルマ」や「物流ドローン」の開発を手掛ける株式会社
SkyDrive(愛知県豊田市、福澤知浩代表)・ドローン運航会社の株式会社ダイヤサービス(千葉市花見川区、戸出智祐代表)・AIを活用したドローンの開発を手掛ける株式会社ロックガレッジ(茨城県古河市、岩倉大輔代表)・有害鳥獣の捕獲などを手掛ける合同会社房総山業(千葉県木更津市、堂野前健代表)・狩猟に関する教育・訓練を行う木更津猟友会(千葉県木更津市)の5者は、ドローンやAIなど先端技術を活用した効率的な狩猟モデルを策定、千葉県の害獣駆除の推進に取り組む。

千葉県では、高齢化による狩猟者の減少が進む中、相反するように捕獲頭数は増加傾向にあり、中でもイノシシは同県内を北上し、人口の多い地域へと増殖を続けており、農作物被害に加え、人への危害の可能性も出てきているという。
こうした中、5者は、それぞれの強みを活かすことで害獣駆除の課題を解決できると考え、同取り組みを推進するとしている。

5者は2022年度、赤外線搭載ドローンの自立飛行とAIによるイノシシの自動検知、検知できた場所に向けた大型ドローンによる「くくり罠」「遠隔通報機」の搬送、設置場所のシステムへのマッピングなどを実施。
2023年度には、仕留めたイノシシの大型ドローンによる麓への搬送、AIシステムと大型ドローンの連携による自動飛行、害獣DX千葉モデルの確立などを目指す。

なお、5者はこれまで、同県の狩猟現場での物流ドローン
「SkyLift」活用のため、飛行試験を重ねてきた。
2022年12月27日には、木更津市矢那で、小型ドローンで害獣を
AI検知、必要箇所をマッピングし、そのマッピングポイントを想定した箇所に害獣捕獲用のくくり罠・監視用カメラなどの物資運搬を実施したという。
今後も実証実験を重ね、物流ドローン等を活用した猟銃モデル策定により、同県の害獣駆除の課題解決の推進に貢献するとしている。