【ニュース】 いちご、「井波美術館」の土地・建物を取得、食のにぎわい拠点となる飲食店舗を整備予定 富山県南砺市
2022.11.02
不動産事業や投資事業を手掛けるいちご株式会社(東京都千代田区、スコットキャロン会長)は、11月1日付で「井波美術館」(富山県南砺市)の土地・建物を取得した。
同物件は、1924年に建造され、来年で築100年目を迎える歴史的建造物。
同社は、南砺市が実施した「井波美術館」の利活用事業者公募に応募し、2021年4月に優先交渉権者として選定されている。
優先交渉権者として耐震調査を実施したところ、当初の想定を大幅に上回る規模の耐震性の補強が必要であることが判明したが、専門業者による調査を重ね、歴史的建造物を適切に保存した状態での耐震補強工事の見通しが立ったため、今回、同物件の取得に至ったとしている。
同物件の利活用については、同社の「心築技術」を活用し、一般社団法人ジソウラボ(富山県南砺市、島田優平代表理事)やコストサイエンス株式会社(東京都千代田区、小倉朗代表)等と組成した共同企業体で取り組む「EAT LOCAL INAMI」プロジェクト(井波地域の特性を活かしながら、次世代にむけた井波の新たな食文化の創造を行うことで、地域のにぎわいを創出するプロジェクト)で、食のにぎわい拠点となる飲食店舗を整備する予定。
また、井波地域づくり協議会等の地域団体や同市とも連携し、新たな雇用の創出、地元産業の振興につなげるとともに、井波の歴史ある街並みの景観を保全し、地域コミュニティの活性化等、地域との良好な関係を構築するとしている。
「旧井波美術館」の所在地は富山県南砺市井波字八日町3101番1。
敷地面積は419.01㎡。