2022.09.22
西日本鉄道株式会社（福岡市博多区、林田浩一社長）は、天神大牟田線の久留米駅高架橋耐震補強工事を機に、2022年9月末より西鉄久留米駅ビル（福岡県久留米市）のリニューアル工事に着手、
2024年9月にグランドオープンする。
また、グランドオープンにあわせ、商業施設「エマックス・クルメ」を「レイリア久留米」に改称する。

天神大牟田線では、大規模地震への安全対策として2006年より耐震補強工事を行っており、同駅についても2019年より耐震補強工事を行ってきた。
今回、商業施設をリニューアルすることで、安全・安心な駅づくりを行うとともに、駅やバスセンターの利便性を向上させ、街の活性化や賑わい創出に貢献するという。

1階にある「にしてつストア久留米タミー店」は、2022年12月より仮設店舗営業を行い、2024年3月にリニューアルオープンを予定。
同ストア入口付近には、スーパーと相性のよい食物販、総菜店舗区画を新たに設け、2024年9月に食物販・飲食ゾーンとして生まれ変わる。

バスセンター内でも店舗を増床、飲食コーナーの充実を図るほか、店舗東側の壁をガラス面に変更し店舗入口を設けることで、駅東側の環境改善に努める。
また、東口広場では、久留米市中心市街地の活性化を目的に、一般社団法人We Love 久留米協議会と協力してイベント等を行い、駅周辺の賑わい創出に努めるという。

2階北側の飲食店街「味のタウン」にはフードコートを新設、フードコート内には、バスや電車の運行状況を表示するデジタルサイネージを設置し、バスや電車の利用客も待合スペースとして利用できるようにする。

2階専門店街とフードコートを繋ぐ西側通路には、ATMコーナーやピックアップロッカーなどを設置、テイクアウトに特化した店舗を誘致するなど、アフターコロナの消費者ニーズの変化をとらえた、駅ならではのサービス機能を充実させるという。

「エマックス・クルメ」の所在地は福岡県久留米市東町上天神
316-2。
開業日は1969年3月1日。
建物は地上6階建、延床面積は1万4,521㎡。
店舗数は31店舗（2022年9月現在）。
売上高は約43億円（2021年度実績）。

リニューアルの実施期間は2022年9月～2024年9月。
投資額は約17億円。