【ニュース】 IHIと野村不動産、自動倉庫のシェアリングサービスなどを行う大規模物流施設「(仮称)Landport 横浜杉田」の開発に着手 神奈川県横浜市
2022.09.13
株式会社IHI(東京都江東区、井手博社長)と野村不動産株式会社(東京都新宿区、松尾大作社長)はこのほど、自動倉庫のシェアリングサービスなどを行う大規模物流施設「(仮称)Landport 横浜杉田」(横浜市金沢区)の開発に着手した。
自動倉庫のシェアリングサービスは、両社の物流施設開発では初の取り組みとなる。
総合物流機器メーカーの株式会社IHI物流産業システム(東京都江東区、笠俊司社長)をはじめとしたIHIグループの技術力と、カテゴリーマルチ®型物流施設の開発・施設運営の実績とまちづくり全般に知見を持つ野村不動産のノウハウを融合することで、昨今の物流業界が抱える課題に対し、多様な選択肢を提供するという。
同施設は、首都高速湾岸線「杉田」ICより約0.3kmに位置し、大消費地の横浜や東京都内へのアクセスが良く配送利便性に優れた立地。
1階に両面バースを設置し、宅配・配送事業者の入居を想定した設計としている。
施設内には、賃貸物流施設では初(CBRE調べ)となる、立体型自動倉庫を施設内にビルトインで設置。
季節波動や生産波動に合わせた利用を実現する保管サービスの提供を予定しており、入居企業は機動的な保管容量の確保とフレキシブルな保管期間を実現できるとしている。
「(仮称)Landport 横浜杉田」の所在地は横浜市金沢区、交通は首都高速湾岸線「杉田」出入口より0.9km、JR根岸線「新杉田」駅より徒歩16分、横浜シーサイドライン「南部市場」駅より徒歩3分。
敷地面積は7万1,034.94㎡、延床面積は約16万3,000㎡。
構造・規模はRCS造、地上4階建・免震。
着工は2023年4月(予定)、竣工は2025年2月(予定)。