【ニュース】 出雲市、「出雲いりすの丘公園」の再生に向け、「湯の川温泉」に新たなスポットを生み出せる民間事業者を8月31日まで募集 島根県出雲市

2022.07.26
出雲市(飯塚俊之市長)は、「出雲いりすの丘公園」の再生に向け、地域振興・地域活性化につながる事業計画をもつ民間事業者を2022年8月31日まで募集する。
これまでの体験型農業公園としての形式にこだわらず、従来にない発想で「湯の川温泉」に新たなスポットを生み出せる事業者を募集するという。

同公園は、子供から大人まで楽しめる体験型農業公園として平成
12年4月に開園。
園内には、動物と触れ合える牧場や、農畜産物の加工・体験販売施設、温泉等を備え、開園当初は島根県内外から年間42万人の利用客で賑わったが、平成20年4月以降は、一部の施設(日帰り温泉施設など)を除いて休園している。

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同公園の所在地は、日本三美人の湯として知られる「湯の川温泉」の東側丘陵地に位置し、出雲縁結び空港より車で5分(3km)。
眼下に斐川平野の田園風景を望み、3方を山で囲まれており、春は新緑、丘陵地にあるため夏は比較的涼しく、秋は山々の紅葉が美しく、冬は日本海側ならではの雪景色があり、雪見温泉を楽しむこともできるという。

園内の施設のうち、日帰り温泉施設「ひかわ美人の湯」は、現在も多数の利用があり、継続して営業を行っている。
加工房A棟は、青空市場として活用していたが、公園の一部閉園後、加工施設として再整備し、トマトケチャップ、ジャム等を製造しているという。
農産品加工体験施設だった体験工房は現在市民貸出施設(料理教室等)として、豚などの動物舎だった牧舎馬は現在は倉庫として利用中。
パン工房・乳製品工房等とレストラン・地ビール醸造所は利用停止中となっている。

対象施設は「出雲いりすの丘公園」(島根県出雲市斐川町学頭、
24.4ha)。
募集期限は2022年8月31日まで。
スケジュールは、2022年10月~11月に審査委員会による審査・優先交渉権者決定、2022年12月に基本協定の締結、2023年4月~物件引渡し・事業着手。
問い合わせは、出雲市経済観光部観光課観光施設係まで。