【ニュース】 ジャンボフェリー、新造船の船名・客室コンセプトを発表、2022年10月より「神戸~小豆島~高松」に就航 兵庫県神戸市

2022.05.30
ジャンボフェリー株式会社(神戸市中央区、山神正義社長)は5月28日、内海造船株式会社(広島県尾道市、原耕作社長)瀬戸田工場で、5,200総トン型フェリー新造船の命名・進水式を実施、船名を「あおい」とし、客室コンセプト「瀬戸内海に浮かぶテラスリゾート Aoi」を発表した。
同船は2022年9月に竣工し、同年10月より「神戸~小豆島~高松」航路に就航する予定。

小豆島に就航する最大のフェリーとなる同船は、広い客室スペースを活かし、島を象徴するオリーブ・醤・石・棚田の4つをデザインモチーフに取り入れ、上質で遊び心のあるリゾート空間を実現。
同時に、完全チケットレスを実現する「QRスマート乗船システム」など、7つの新技術・新素材を採用(いずれも国内フェリー初)することで利便性と快適性の向上も図る。

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船に乗り込むと、棚田をイメージした開放的なエントランスとピアノ演奏が出迎え、旅の始まりを演出。
グルメカウンターでは、オリーブ牛など地元食材を使用したオリジナルうどん、小豆島の有名ジェラート店や酒蔵とのコラボ商品などを提供する。

客室スペースは、プレミア席専用エリア・自由席エリア・ペット専用エリア・大型ドライバー専用エリアの4区分とし、各エリアごとの入退場をQRゲートで管理。
プレミア席専用エリアには、2階前方に「ゆりかご式チルト機構」を採用した独立式のコンフォート・リクライニングシートや、プライバシーを確保できるコンパートメント個室などを配置する。
2階には靴を脱いで過ごせる「靴下エリア」を設定、ロードバイクを輪行袋に入れずに持ち込めるサイクルピットなども配置。
3階にはガラス手すり&天然ウッドデッキの専用バルコニー付き個室や、ロードバイクが持ち込めるファミリー個室などを配置する。

なお、同船の最大の魅力は、海のテラス・風のテラス・光のテラス・空のテラスの「4つの絶景テラス」と、マイクロバブルの効果で温浴効果が高い「ホワイトイオン泉」を使用した空飛ぶお風呂と足湯だという。