【ニュース】 住友林業、賃貸集合住宅「Forest Maison」全棟でZEH-M化を推進、快適性と省エネ性を向上、入居者・オーナーともに利点 東京都千代田区
2022.04.27
住友林業株式会社(東京都千代田区、光吉敏郎社長)は、賃貸集合住宅「Forest Maison(フォレスト メゾン)」全棟でZEH-M(ゼッチマンション)化を推進する。
「ZEH-M」とは、Net Zero Energy House Mansion(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス・マンション)の略で、住まいの断熱性・省エネ性能を上げ、太陽光発電などでエネルギーを作り、年間の1次消費エネルギー量(空調・給湯・照明・換気)の収支をプラスマイナス「ゼロ」にする集合住宅。
同商品では今後、国が進めるBELS(建築物省エネルギー性能表示制度)の最高ランク5つ星に対応する仕様を標準とし、省エネ性を高めたZEH-Mを全棟で取得する。
木造住宅は、原料調達から建設までのCO2排出量が少ない上、長期にわたり炭素を固定し続けるという。
「Forest Maison」のモデルプランで試算した炭素固定量は、
CO2換算で1棟当たり約35t-CO2となり、これは約0.48haの植林杉林が50年間に吸収するCO2量に相当、さらに使用した木材分を再植林することで、森林を若返らせ、CO2吸収量を増やすとしている。
入居者は、高気密・高断熱の建物性能の他に、高効率給湯器・断熱浴槽・ワンストップシャワー水栓などの節湯水栓やLED照明等の省エネ設備機器により、光熱費を削減することが可能。
一方、オーナーは、30年間メンテナンス不要な屋根材・外壁材などを建物に使用することで、長期修繕にかかる手間とコストを軽減できるという。
同社では、同商品を、素材感のある石目柄・木調柄の組み合わせ等、街並みにあうスタイリッシュな外観で、高遮音床を装備し、ゆとりの住空間を提供する賃貸集合住宅として提案するとしている。