2022.04.27
建築材料の卸売・住宅建築工事・不動産業などを手掛ける株式会社ナガイ（長野県飯田市、永井大嗣社長）は4月26日、飯田市・南信地域で「中古住宅買取リノベ再販事業」を開始した。

同社によると、中古住宅は「リフォーム費用がどれだけかかるかわからない、耐震性や断熱性など品質面が不安、隠れた不具合が心配」などの理由からユーザーに敬遠され、流通が進んでいないのが現状だという。
今回開始した同事業は、は中古住宅を同社が買い取り、新築住宅並みの性能までリノベーション工事を行い、再度販売することで中古住宅の流通活性化を図るもの。

中古住宅の買取りでは、住まい手のいない住宅を同社が現金で買い取るため、一般的な不動産仲介と異なり、仲介手数料等は不要。
万一、住宅に不具合があっても売主責任が発生することは無いという。

買い取った住宅は、リノベーション工事を実施、断熱性能は2025年度から新築住宅で義務化される断熱基準を上回るHEAT20 G2グレード、耐震性能も「耐震等級3」に適合する安全で高性能な住宅へと改修する。

再販売では、新築住宅並みの性能にリノベーション工事を行った住宅を手頃な価格で販売することで、住宅購入の選択肢に「リノベーション住宅」という新たな価値を提案するという。

今後は、2022年9月頃までにリノベーション第1号物件の販売開始を目指すとしている。