【ニュース】 京王電鉄とJR東日本、新宿駅西南口地区の開発計画で都市計画手続きが開始、2040年代までに店舗・宿泊施設・駐車場などを整備 東京都新宿区
2022.04.14
京王電鉄株式会社(東京都多摩市、紅村康社長)と東日本旅客鉄道株式会社(東京都渋谷区、深澤祐二社長)は、両社が事業主体となる新宿駅西南口地区の開発計画について、国家戦略特別区域会議のもとに設置された東京都都市再生分科会が開催され、同計画に関する都市計画手続きが開始されたと発表した。
同計画地は、2018年3月に東京都・新宿区が公表した「新宿の拠点再整備方針」に示されている「駅・駅前広場・駅ビルを一体的に再編し、駅とまち、まちとまちを繋げ、新宿全体を活性化させる次世代のターミナル『新宿グランドターミナル』」に位置している。
同計画は、2019年12月に都市計画決定告示された新宿駅直近地区土地区画整理事業や、2021年4月に都市計画決定告示された新宿駅西口地区開発計画等の周辺開発と連携するもの。
同計画では、新宿グランドターミナルとまちをつなげる東西南北の重層的な歩行者ネットワークや、地下・地上・デッキ階をつなぐ視認性の高い縦動線の整備、にぎわい施設等と一体となった屋内外の滞留・回遊空間や観光コンテンツ創出、観光情報発信・体験機能及び宿泊機能の導入による観光拠点の整備、災害時の防災対応力強化、新たな省エネ技術の積極的な導入による環境負荷の低減等に取り組むことで、新宿エリア全体の活性化に寄与するとしている。
今後は、東京都の国家戦略特別区域の都市再生プロジェクトとして、内閣総理大臣による区域計画の認定に向け、東京都・新宿区・渋谷区の都市計画審議会や国家戦略特別区域会議等の手続きが進められていく予定。
工期は2040年代までとしている。
新宿駅西南口地区開発計画の所在地は東京都新宿区西新宿1丁目、渋谷区代々木2丁目。
区域面積は約1.9ha。
敷地面積は北街区が約1万㎡・南街区が約6,300㎡。
延べ面積は北街区が約14万1,500㎡・南街区が約15万㎡。
階数は北街区が地上19階・地下3階、南街区が地上37階・地下6階。
主要用途は北街区が店舗・宿泊施設・駐車場等、南街区が店舗・事務所・宿泊施設・駐車場等。