【ニュース】 JR東日本と青森県、「弘前オンデマンド交通」で実証実験、弘前市民を対象にモニターを募集、専用のSuicaを配布 青森県弘前市

2021.08.10
東日本旅客鉄道株式会社秋田支社(秋田県秋田市)は、青森県と連携し、病院や買い物等への移動の効率化や健康面など生活の質の向上を目的とする実証実験を2021年8月10日~9月30日に実施、弘前市民を対象にモニターを募集する。

同社では、東北デスティネーションキャンペーン(2021年4月1日~9月30日)の開催にあわせ、観光地での移動の利便性を高めるため、「TOHOKU MaaS」を各地で展開しており、そのひとつとして「弘前オンデマンド交通」を同キャンペーン期間に弘前市内で運行中。
「弘前オンデマンド交通」とは、乗客の乗降場所に応じたルートを予約時間に合わせて運行するオンデマンド型の乗合サービスで、弘前駅をはじめ市街地に設置した47か所の乗降場所の間で利用可能としている。

今回の実証実験では、青森県が弘前市民を対象にモニターを募集し、専用のSuicaを配布。
モニターは、このSuicaで「弘前オンデマンド交通」を5回まで無料、その後は割引運賃で利用できる。
オンデマンド交通の利便性を体感してもらうとともに、地域の生活交通の在り方についても検討するという。

実証実験期間は2021年8月10日~9月30日。
募集対象者は、弘前市民で原則満50歳以上の人、マイナンバーカードを持っている人、アンケートに回答できる人の全ての要件を満たす50名(応募が50名に達し次第募集締切)。
申し込みは青森県新産業創造課ホームページ「モニター参加者募集のお知らせ(弘前オンデマンド交通を利用した実証実験)」に掲載されている参加申込用紙に必要事項を記入し、指定の宛先まで郵送・FAX・メールのいずれかの方法で送付(電話での申し込みにも対応)。