【ニュース】 東急、静岡県の自動走行実証事業で2021年度事業受託者に決定、県内4市町の車両を1カ所のコントロールセンターから遠隔監視 静岡県伊東市

2021.08.05
東急株式会社(東京都渋谷区、髙橋和夫社長)は、静岡県が実施する自動走行実証事業「しずおか自動運転ShowCASEプロジェクト」の2021年度事業受託者に決定した。

同事業は、静岡県内各地域が直面する、地域交通の運転手不足や、過疎地域などの高齢者への移動支援といった課題に対し、自動運転などの最新技術を用いた実証実験を行うことで、地域の交通事業者が新たなモビリティサービスを展開、社会実装することを目的としたプロジェクト。

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同社は2020年12月、伊豆急行線「伊豆高原」駅(静岡県伊東市)付近に複数台の自動運転車両を監視・操縦可能な「遠隔コントロールセンター」を設置し、運行する車両の遠隔監視・操縦技術を検証する実証実験を実施。
この実験での取り組み内容が、同県より将来の社会実装に向けて最も親和性が高いと評価され、今回の受託に至ったとしている。

2021年度事業で実施する実証実験では、静岡県内の4市町(松崎町・伊東市・沼津市・掛川市)で、複数都市の車両を遠隔監視し、また複数台の車両を遠隔操縦することで、遠隔コントロールセンターの高度化を目指す。
1カ所の遠隔コントロールセンターから複数都市での遠隔操縦を行うのは日本初だという。