2021.08.04
岩手県（達増拓也知事）・セイコーウオッチ株式会社（東京都中央区、内藤昭男社長）・盛岡セイコー工業株式会社（岩手県雫石町、林義明社長）の3者は8月2日、地方創生や持続可能な地域社会の実現に向けた活動を協働で推進することを目的に、包括連携協定を締結した。

同県は、企業の地域貢献（CSR）活動との連携を積極的に推進し、県民サービスの向上と地域活性化を図っている。
セイコーウオッチは、グランドセイコーの製造を担う盛岡セイコー工業と共に、同県への地域貢献や自然環境保全活動をサポートすることでSDGs活動を推進し、国内だけでなく世界に向けて「岩手県とグランドセイコーの魅力」を発信。
盛岡セイコー工業は、同協定を締結する初の地元企業として、同県との関係を更に深め、地域社会への貢献を目指すとしている。

主な協定内容のうち、平庭高原（岩手県久慈市）を始めとした岩手県内の環境保全活動では、平庭高原の白樺林などにおける各種自然保護活動への協力、環境保全・自然との共生への意識啓蒙活動などを実施。

セイコーウオッチや盛岡セイコー工業の施設を活用したものづくり教育・文化の振興では、同県での技能の普及と向上・後進への継承、未来を担う若者に向けたものづくり教育への協力、岩手県が誇るものづくり文化の国内・世界への発信などを行う。

復興応援や定住・関係人口拡大促進では、同県のものづくりファン拡大への協力、県外のものづくりを目指す若者等への匠のものづくりの紹介や体験受入れ、被災者と支援者が手を取り合って未来に向かう場の提供などを実施。

観光や産業の振興では、盛岡セイコー工業の「グランドセイコースタジオ 雫石」を活用した観光促進への協力、岩手県産品の拡販・
PRへの協力などを行う。

働き方改革・女性活躍推進・子ども子育て支援では、社内の取組や知見の提供、同県の各種取組への参画などを実施するという。