【ニュース】 大和エナジー・インフラなど、木質バイオマス発電所の開発で甲斐市と基本協定書を締結 山梨県甲斐市

2021.07.20
大和エナジー・インフラ株式会社(東京都千代田区、松田守正社長)と同社が運営するDSグリーン発電甲斐合同会社(東京都港区、滝澤誠職務執行者)はこのほど、木質バイオマス発電所(甲斐双葉発電所)の開発に関し、甲斐市(保坂武市長)と基本協定書を締結した。

同市は、地域資源となっているバイオマスの活用により、自律的で持続可能なまちづくりの構築を目指すため、平成27年7月に「甲斐市バイオマス産業都市構想」を策定、同発電所を同構想での重点プロジェクトに位置付けている。

木質バイオマス発電は、二酸化炭素の削減に貢献するカーボンニュートラルな発電方法であることに加え、これまで山林に放置されてきた林地残材に、燃料としての新たな価値を付加することによって適切な森林保全に資するもの。

今回開発する同発電所では、年間8万トン程度の未利用材・一般材等の利用を計画しており、林業を活性化すると共に、新たな産業・ 雇用を生み出し、地域経済の活性化にも貢献するという。

甲斐双葉発電所の所在地は山梨県甲斐市岩森2714番1他。
発電所用地面積は約2.1ha。
発電出力は6,950kW、想定年間発電量は約4,800万kWh(一般家庭約1万3,000世帯分の年間使用電力に相当)。
造成工事着工は2021年10月予定(甲斐市施工)、2024年2月までに運転開始予定。