【ニュース】 積水化学工業、抗ウイルス対応フィルターを採用した第一種換気・全室空調システム「快適エアリー T-SAS」を新たに開発 大阪府大阪市

2021.06.08
積水化学工業株式会社(大阪市北区)住宅カンパニー(神吉利幸プレジデント)は、抗ウイルス対応フィルターを採用した第一種換気・全室空調システム「快適エアリー T-SAS(ティーサス)」を新たに開発した。

長期化する感染症リスクに対し、日常的な感染予防やこまめな換気が継続して求められている中、同製品では、空調・換気・粉塵浄化の3つの機能を持つ従来の「快適エアリー」(第一種換気型のみ、2020年度販売実績約4,500棟)を進化させ、より安心で快適な室内環境の実現を図る。

「快適エアリー T-SAS」では、積水化学グループの抗ウイルス加工剤「ウィルテイカー™」を使用した「抗ウイルス対応フィルター」を、空調フィルターとして新たに導入。
このフィルターを室内に設けた空調システムの吸込口に設置することで、空調により室内空気が循環する過程でフィルターに付着したウイルスの活動抑制と、人からの飛沫や物に付着して室内に持ち込まれたウイルスの拡散抑制が期待できるとしている。

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また、外気を取り入れる換気システムのフィルターには、花粉や
PM2.5などの微細粒子を99.97%捕集する「HEPAフィルター」を採用し、粉塵浄化性能を強化。
外部からの汚染物質の侵入を抑制した空気を家の中に循環させる。
空調フィルターによる室内空気の粉塵浄化機能と合わせて、一般的な住宅と比べて約2倍の速さ(約21畳のLDKで約28分)で室内の粉塵を浄化し、粉塵濃度ムラを10%未満に抑えることが可能だという。
換気による熱損失を85%抑制する熱交換性能はそのままに、省エネ性・温熱環境を維持しながら、粉塵の少ない室内空気を確保するとしている。

同カンパニーでは今後、新築住宅の「快適エアリー」は全て「快適エアリー T-SAS」へと進化させ、年間6,200棟の採用(採用率
65%)を目指す。
また、既に「快適エアリー」を利用している住宅(対象2万棟以上)にも対応できるよう、従来のフィルターと互換性のある仕様に開発しており、ストック事業への展開も積極的に行う予定だという。