2014.07.17
大阪府・堺市・学校法人近畿大学の3者は7月16日、泉ヶ丘駅前地域（大阪府堺市）における近畿大学医学部及び附属病院等の設置に関し、基本協定を締結した。
同協定の締結により、泉北ニュータウンの再生、及び南大阪地域の医療機能向上などに寄与する近畿大学医学部等の設置に向け、取り組みをスタートする。
大阪府と堺市は地元との調整を行いながら各事業を進めるとともに、近畿大学は医療法等の関係手続きを行い、概ね5年後に工事を着手する予定だという。
オープンは平成35年度の予定。

近畿大学では、医学部と附属病院（大阪狭山市）、近畿大学医学部堺病院（堺市）の耐震化を目的に再編する。
大阪狭山市にある機能は、地域医療を考慮しつつ新病院と一体となった機能分担と連携を図り、300床規模に再編。
また、近畿大学医学部堺病院（堺市）は閉院する予定としている。
新キャンパスは、昨今の医療制度の変革に対応した「実学」を実践できる教育機関として構想、南大阪地域唯一の医育機関として、また、災害拠点病院として地域貢献を目指す。
医療の担い手を教育する機関をコアとし、隣接して特定機能病院（1,000床規模）を建設、高度先進医療やがん疾患等を中心に医療を提供する予定だという。