【ニュース】 大和ハウス工業、富士山麓の工業団地でノルウェー企業による日本最大級のサーモンの陸上養殖施設を着工 静岡県小山町

2021.04.27
大和ハウス工業株式会社(大阪市北区、芳井敬一社長)は4月26日、同社が所有する工業団地「D-Project Industry 富士小山Ⅰ」(静岡県小山町)で、プロキシマーシーフード社(Proximar Seafood AS、ノルウェー・ベルゲン、ヨアキム ニールセンCEO)のアトランティックサーモン閉鎖型陸上養殖施設を着工した。

同施設は、断熱性能を高めることで、アトランティックサーモンの育成に配慮した、鉄骨造(一部2階建て)、延床面積約2万8,000㎡の日本最大級のサーモン養殖施設。
事業主はプロキシマーシーフード社100%子会社のProximar(プロキシマー)株式会社。
2023年6月の竣工を予定している。

一般的な陸上養殖は、海水をかけ流しにする施設が多く、コストは低く抑えられるが、海水を引くため、沿岸から離れた場所での設置は難しかったという。
一方、閉鎖循環型陸上養殖は、海水を引く必要がなく、場所を選ばず建設できる利点があり、屋外から魚を隔離することで、外部環境の影響を受けにくいことに加え、水温や水質が管理しやすいため、魚に最適な環境を維持できるだけでなく、餌や排せつ物による環境への負荷も抑えることができるとしている。

大和ハウス工業は、2018年1月よりプロキシマーシーフード社と小山町の3者で日本最大級の閉鎖型陸上養殖事業を実現するため、検討を開始。
日本では、一般的にアトランティックサーモンは輸入に頼っているが、国産の安定した品質と一定量のアトランティックサーモンの供給を目指すため、同施設の開発に至ったという。

所在地は静岡県駿東郡小山町湯船下原1278‐11他(「D-Project
Industry 富士小山Ⅰ」内)、交通は東名高速道路「足柄」スマートICより約10km(車で約20分)、JR御殿場線「駿河小山」駅より約5km(車で約10分)。
敷地面積は5万6,762.26㎡、延床面積は2万7,901.85㎡。
構造・規模は鉄骨造・一部2階建て。