【ニュース】 大和ハウス工業、産業団地「広島イノベーション・テクノ・ポートⅡ」を開発、広島西飛行場跡地の再開発事業第2弾 広島県広島市

2021.04.21
大和ハウス工業株式会社(大阪市北区、芳井敬一社長)は4月20日、産業団地「広島イノベーション・テクノ・ポートⅡ」(広島市西区)の開発に着手した。
広島西飛行場跡地の再開発事業第2弾として、製造業や物流施設など大型施設の開発用地となる予定。
既に隣接地で販売中の産業団地「広島イノベーション・テクノ・ポート」とともに「広島イノベーション・テクノ・ポートⅡ」で、広島県や広島市と連携しながら積極的に企業誘致を行い、地域の活性化を図っていくという。

同産業団地は、山陽自動車道路「五日市」ICと「廿日市」ICより約10km、広島港より約3km、広島市役所までは約5kmの立地。
化学工業品や金属などの海運輸送を中心とするテナント企業から、市内中心部へのアクセスを主とする企業まで幅広いニーズに対応可能だという。

同施設では、製造施設や物流施設、研究所、事業展開に沿ったエリア拠点などの新設が可能。
事業面積(敷地面積)は「MAZDA Zoom-Zoomスタジアム広島」の約3.4倍となる約7万9,000㎡(販売予定面積:約7万㎡)で、約6,800㎡~1万6,000㎡の6区画に分割する予定としている。

同社では、同施設内で物流施設や工場・研究所などの設計・建設をはじめ、先進技術の導入も促進。
物流施設向けには、施設内のオペレーションや自動搬送ロボット、物流の運行管理システムなどを提案し、最適な施設運営をサポートする。

BCP対応可能な計画としては、「広島市洪水ハザードマップ(高潮編)」の予想高潮位よりも床面を高く設計。
また、リチウムイオン蓄電池や免震構造をはじめ、防災備蓄倉庫や炊き出し用のかまどになる「かまどベンチ」などの防災設備・アイテムも提案するという。

産業団地「広島イノベーション・テクノ・ポートⅡ」の設置場所は広島市西区観音新町4丁目2874番1他。
事業規模は約170億円を予定(土地と建物)。
事業面積は約7万9,000㎡、販売予定面積は約7万㎡。

事業スケジュールは、2022年3月31日に造成工事完了予定、2022年4月に建物着工開始予定、2023年3月に事業完了予定。