【ニュース】 阪急電鉄と阪急阪神不動産、「(仮称)東阪急ビル建替計画」の外装の一部にパナソニックホールディングスの「ガラス型ペロブスカイト太陽電池」を実装 大阪府大阪市

2026.03.05
阪急電鉄株式会社(大阪市北区、嶋田泰夫社長)と阪急阪神不動産株式会社(大阪市北区、福井康樹社長)は、「(仮称)東阪急ビル建替計画」(大阪市北区)で建設中のオフィスビルの外装の一部に、パナソニックホールディングス株式会社(大阪府門真市、楠見雄規社長)が開発した「ガラス型ペロブスカイト太陽電池(PSC)」を実装する。
新築オフィスビルの外装にガラス型PSC実装するのは国内初の取り組みだという。

同建物は、高い環境性能を備えた新築オフィスビルとして、ZEB
Ready認証とDBJ Green Building認証(プラン認証)5つ星(最高評価)を既に取得済。
今回、ガラス型PSCを最上階(10階)に設けたバルコニーの手摺りに実装することで、カーボンニュートラルの取組をより一層推し進めるとしている。
また、ガラス型PSCの設置による効果を検証し、阪急阪神ホールディングスグループが今後手掛ける開発案件や改修計画での「太陽電池の新たな活用法」を検討するという。



ペロブスカイト太陽電池とは、ペロブスカイト構造と呼ばれる結晶構造を形成する発電層原材料をインク状にしたものを、塗布または印刷することによって製造した次世代型の太陽電池。
従来型のシリコン太陽電池に迫る高い発電効率を実現できる点に加え、設置の自由度が高く、製造時に必要とするエネルギーが小さいといった利点も併せ持っている。
日本で生まれた技術であり、脱炭素社会の実現やエネルギー安全保障の観点から、現在は国をあげて実用化・社会実装に向けた取組が進められている注目の技術だという。

同建物最上階(10階)のバルコニーの手摺りに設置するガラス型PSCは、建材ガラスを基板とし、そのガラスに発電機能を一体化することで、手摺りとしての役割を保持しながら、外装の一部として自然に太陽電池を組み込むことができる。
今回の取り組みでは、ガラス型PSCを18枚導入し、高さ1.4m、幅33mのバルコニーに設置する予定。

「(仮称)東阪急ビル建替計画」の所在地は大阪市北区角田町16番(地番)他、交通は阪急各線「大阪梅田」駅より徒歩4分。
敷地面積は1,534.75㎡、延床面積は1万3,878.29㎡。
構造・規模は鉄骨造、地上10階・塔屋1階・地下1階建。
竣工時期は2027年12月(予定)。