【ニュース】 南海電気鉄道、泉北高速鉄道より継承した物流施設ブランドの名称を「NANKAI-LOGI」に 大阪府東大阪市

2025.10.30
南海電気鉄道株式会社(大阪市浪速区、岡嶋信行社長)はこのほど、同社が運営する物流施設ブランドの名称を「NANKAI-LOGI(ナンカイロジ)」とした。

同社は、不動産事業の深化・拡大を重要な経営方針として掲げており、2025年4月には泉北高速鉄道株式会社を吸収合併し、泉北高速鉄道が50年以上にわたり運営してきた東大阪市と茨木市に所在する物流施設を継承している。
今回、これら物流施設のブランド名称・ロゴを制定、認知を高めることにより、これまでに培ってきた豊富なノウハウをもとに、より先進的な物流施設開発を進め、物流効率化に資する施設を提供するという。

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同社が保有する北大阪・東大阪のトラックターミナルは、複数の特別積合せ貨物運送事業者が同じ敷地内に入居しており、共同配送などの連携が容易に可能。
昨今は上層階に倉庫を併設した複合施設を開発、倉庫からの配送もスムーズに行えるとしている。

同社は今後、東大阪・北大阪を主要拠点としつつ、関西エリアを中心に事業エリアの拡大を進めていくため、物流施設の取得や新設を行い、高機能物流施設網の整備を図る。
今後の施設は、多様な機能を備えたものとし、物流効率化法等に対応するための助言を行うなど、顧客ニーズに応え、広域物流ネットワークを形成することで、物流業界発展の一翼を担うという。

また、同社の施設では、食堂、コンビニエンスストア、アメニティスペースに加え、仮眠室や浴場などを完備、物流業務従事者が快適に業務に取り組める環境を整備している。

さらに、東大阪市や東大阪流通業務地区の組合企業などと連携し、同地区の将来ビジョンを策定するための勉強会や、同地区周辺での自動運転バスの社会実装を推進するコンソーシアムにも参画しているという。