【ニュース】 奈良市観光協会、春日若宮おん祭の「お渡り式」神事で特別桟敷席の予約を10月20日より開始 奈良県奈良市
2025.10.17
公益社団法人奈良市観光協会(奈良市三条本町、増尾朗会長)は、2025年12月17日に執り行われる春日若宮おん祭の「お渡り式」神事で、ゆっくりと席から観覧できる3ヶ所の特別桟敷席の予約を10月20日より開始する。
春日若宮おん祭は、春日大社の摂社・若宮の例祭。
平安末期の保延2(1136)年、時の関白・藤原忠通が天下泰平、五穀豊穣、万民和楽を願い、大和一国を挙げて執り行って以来、長い歴史の中で1度も途切れることなく今年で890回目を迎える。
奉納される神事芸能は多岐にわたり、真夜中に行われる厳粛な神事もあるという。
1979年には、国の重要無形民俗文化財に指定され、日本の伝統文化や風俗を今に伝える伝統行事となっている。
特別桟敷席では、「お渡り式」の行列が出発する様子をはじめ、能舞台の鏡板に描かれている松の絵のルーツとされている「影向(ようごう)の松」の前で田楽・猿楽など様々な芸能が奉納される「松の下式」や、お旅所の芝舞台で神楽や田楽、舞楽などが次々と奉納される「お旅所祭」を席からゆっくりと観覧することができるという。
特別桟敷席は、登大路園地桟敷席(2,000円)、松の下式桟敷席(南席・北席、5,000円~)、お旅所前桟敷席(1万円)の3種類。
予約受付期間は10月20日~12月12日、「お渡り式」神事は12月
17日。
WEB受付は奈良市観光体験予約サイト「NARAタイム」より。